何が儲かるかわからない。だから一本柱を立てるのです。 | 日本コンサルティング推進機構

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何が儲かるかわからない。だから一本柱を立てるのです。

SPECIAL

マインドシェアNo.1ブランドコンサルタント

株式会社アトリオン

代表取締役 

国連が提唱する「持続可能な開発目標」SDGsのフレームワークを活用し、顧客にも社員からも永く愛される「マインドシェアNo.1ブランド」確立のための社内体制を構築する。会社の哲学、商品・サービスの優位性を明確にし、社員の意欲を引き出して、顧客のファン化を後押しするスペシャリスト。顧客と社員の双方の満足を循環させるES-CSチェーンを土台に、競合との圧倒的な差別化をはかり、会社のステージを上げたい企業から絶大な支持を集めている。

先日、新規事業をお考えの起業家と話をしていたところ、「地域に役立つ仕事をしたい。でもどこで利益が出せるかわからない」とのこと。地域や社会に役立つ事業を立ち上げたいという方に必ずつきまとう問題。はい、一緒に考えてみましょうということになりました。

既に世の中にある商品やサービスであれば、買う側も大体の値ごろ感がわかっているので、コトはシンプルです。あとは類似商品と比べて高いか安いか、どこが差別化されているかといった観点で買うか買わないかが決まります。

難しいのはその商品の価値が顧客にぴんとこない場合。特に、売り手が作りたくて作ってしまった商品やサービスは、買い手の感覚とずれていることがあります。そんな場合はいくら売り手がその価値を叫んでみても、一向に買ってはもらえません。 

だからといって全く駄目かというとそういうことはなくて、あちこちに話をしたり、プレゼンしたりしているうち、ヒョウタンからコマのように理解してくれる人が出てきます。そして、突如売れるようになったりもするわけです。 

地方で、オーディオセットを作っている起業家がいました。驚くほど凝った作りで独自のシステムを搭載していて価格はウン十万円。スマホで音楽を聞くことが主流になったこの時代、誰がこんなオーディオを買うんだ?と話を聞いた人のほとんどが諦めの目で眺めていました。 

ところがご本人、もともと芸術家肌だったのが幸いしたか、他人の評価を気にしません。淡々と、差し出された機会を活用して、ぞっこん惚れ込んだ商品のPRを続けていました。

そうこうしているうちに、メディアが飛びついてきました。この手の文化的な話し、言い換えれば、商売の匂いがあまりしない話のほうが、メディアは飛びつきます。そして地方新聞の記事になり、その記事が首都圏まで知れ渡り…。 

ほどなく「買いたい」という人が現れます。広い世の中に出てみると、ウン十万円のオーディオセットが欲しいというお客様もいるのです。商圏を広くとらえれば、マニアックな商品も売れる可能性がある。問題は、どのように情報を拡散させるか。そこには運も関わってきます。

さて、冒頭の、地域の役に立つ仕事をしたい起業家の場合。たぶんボランティアで始めれば、それなりに引き合いがあるでしょう。でも起業家ですからビジネスにこだわります。どこかで関わる人の満足を生み出し、お金をいただかなければなりません。

もちろん補助金をもらって当面乗り切るという手もあります。起業家に対する補助金、NPOへの補助金など、公募情報は常にありますから、これに乗る方法が一つ。

けれど、補助金はいつか尽きます。受益者からお金をもらうか、地域貢献をしたい別の企業とコラボして資金を提供してもらうなどの方法を考える必要があります。つまり、こういった場合、ある程度の方法論はあるけれど、これをやれば絶対大丈夫という王道はないわけです。

最近、パーパスとかikigaiとかいう言葉を耳にすることが多くなりました。事業を始めようというとき、あるいは仕事をするときの、内発的動機を明確にする。会社でいえば、全社で共有する価値観をもう一度確認する。そしてそこを起点に、自社、自分に何ができるか、あるいは何をすべきかを検討するというアプローチの仕方です。

この考え方が脚光を浴びる理由は、世の中に今ない事業を創り出そうとしたら、利益を生むまでに時間も労力もすごくかかるからです。逆に言えば、お金だけを目的にやっていたら、どこかで息絶えてしまう。その挑戦自体が会社の目的やその仕事を担う人の生きがいに直結していないと、早晩投げ出すことになってしまうからです。

さて、この観点、実はSDGsを推進しようという企業にとってとても重要です。これからの事業を成功させるために、会社に一つ、パーパスとかikigaiとかいう柱を立てること。ぜひ一緒に考えていきましょう。

 

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