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「売れない病」の治し方

SPECIAL

商品リニューアルコンサルタント

りぼんコンサルティング

代表 

商品リニューアルに特化した専門コンサルタント。「商品リニューアルこそ、中小企業にとって真の経営戦略である」という信念のもと、商品の「蘇らせ」「再活性化」「新展開」…など、事業戦略にまで高める独自の手法に、多くの経営者から注目を集める第一人者。常にマーケティング目線によって描きだされるリニューアル戦略は、ユニークかつ唯一無二の価値を提供することで定評。1969 年生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。

「お醤油の液だれ」は、なにかと使う場面が増える年末年始に、食卓の不快指数を上げる現象です。「液だれしにくい」と謳っている大手メーカーの密封ボトルも液だれします。ボトルの仕様によって、液だれのないメーカーの密閉ボトル醤油があったので買い替えをしました。

年末年始、介護ヘルパーさんも休暇です。家族だけの時間が増えて高齢者家族の本音を聴く時間が増えます。来ていただくようになってから四、五年ですが、感謝の気持ちと共に“他人が家に入る”ことへの抵抗感に当人が葛藤していることを知りました。

昨年末の「紅白歌合戦」や、年始の「箱根駅伝」において、史上高視聴率が歴代1位を記録しました。一方、初詣については明治神宮や成田山などの初詣は7、8割の減少と報道されています。が、調査によれば12月より参詣する人や地元の氏神様への参詣で済ませる人などの増加も指摘されています。

新年5日の日経新聞の「白物家電に黒の波」という見出し。電子レンジや炊飯器などで、高級感を感じさせる黒一色の家電が人気、男性から支持されていると報じています。景気を反映する流行色という着眼においては、「黒」が流行るのは景気拡張期に当たることもあるものの景気後退期のことが多いのです。

新しい年を迎えました。「緊急事態 再宣言」…2021年も感染症対応をしながらの幕開けとなりました。昨年よりのコロナ禍、日々の変化に対応してきたわたくしたちですが、生活者の視点でみれば、「巣」を中心としたライフスタイルにリニューアルし、ようやく「慣れてきた」と感じはじめている時、生活者の知恵と工夫がどんな風に出てくるか注視したいところです。

一方、コロナの波がひろがるにつれ、ますます商売の世界において「売れない病」が拡がっています。一方、冒頭の「醤油パッケージ」のように、前の時代の不満や不安が解決されていません。

家事代行サービスに対する心の障壁は相変わらず強いものですし、解決するためのコミュニケーションの根底さえコロナ禍でリニューアルすることを余儀なくされています。そうした中で、生活者はつねに「だれが信頼できるか」「どこの会社が頼れるか」を視、指名しています。

巣ごもりライフスタイルの変化、夜時間から早朝、朝時間へのシフト、逆に通勤のない時代の「真夜中時間」の誕生。テレビやラジオのオールドメディアの復活、漫画や本を読む人の増加、手書きブーム。オンライン習い事の増加。大きな箱には集まれないけど小さな屋外の箱なら行ってみたい願望など、さまざまな欲求、欲望が生まれています。

米国パントン社が発表した2021年のトレンド色は黄色とグレーの組み合わせです。不景気と節約マインドで「黒」の気分も出ているけれど、そこに黄色やオレンジを挿し色にしたい希望の気分もあるはずです。男性の間で「ピンク」や「オレンジ」が支持されている予兆も見逃すことができません。

新しい時代が始まってわたしたち生活者は一段ずつ着実に階段を上っています。たどりつく未来がどんな風になっているのか予言することはできません。わかっていることは、たったふたつのことです。それは、「今ある不満や不快」と「今、生活者が喜んでいる商品サービスがあるということです。

「商品が売れない病」は恐ろしい病です。理性や感性が働かなくなり「商品サービスをつくる」という自社の屋台骨を壊します。時代が悪い、国が悪い、お客さんが・・・、〇〇が悪いという負のスパイラルに陥ります。思考が停止し、一か八かといった選択肢のない状況に自らを追い込んでしまいます。

「売れない病」を治すために弊社は存在しています。商品サービスを新しくつくる。それはゼロからつくることではありません。創造性というのは、今あるもの・既にあるものをキッカケにして、組み合わせたり掛け合わせたりしながら増殖させていくものです。それがわたくしどもの提唱している商品リニューアルの根幹思想です。多くのリーダーが勘違いをしています。「売れない病」の真の怖さは、負のスパイラルに陥って、自社の秘めたるパワーに気がつかないままでいることです。

いま、必要なのは「新しい時代のヒット商品を作りたい! 」という強い思いです。正解のない道、ゆえに失敗もない道、自社で「解」をつくってゆく、という意識を持ちましょう。もちろん途中で挫けること、折れることも工程のひとつ。しかしその谷を経て顔をあげたときに「新しい時代のヒット商品を作る! 」の強い思いが悟りのような印象で立ち昇ってくるのです。

こうすれば必ず売れる、こうすれば必ずお客様が喜ぶ、 お客様が幸せになる!! その道を自社につくる。2021年も山あり谷ありを超えて、お客様の新しい喜びにつながる商品サービスを創ってまいりましょう。翳が濃く深いからこそ光輝きます。力をためて高く大きく飛躍してまいりましょう!

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