【第8回:成功したコングロマリッドは多角化に必要な資金をどこから調達しているのか?】

今までのコラムでは、コングロマリットビジネスを築き上げる条件として、 ・①新規事業展開がキラー経営資源の視点を備えていること ・②事業経営者の決定が正しく行われていること ・③事業経営者、後継者候補を量産できる人事システムが備わっていること だとお伝えさせて頂きました。 ...

今までのコラムでは、コングロマリットビジネスを築き上げる条件として、 ・①新規事業展開がキラー経営資源の視点を備えていること ・②事業経営者の決定が正しく行われていること ・③事業経営者、後継者候補を量産できる人事システムが備わっていること だとお伝えさせて頂きました。 ...

「『電話のコード抜いておけ』なんて言ってましたから」 ある社長がおっしゃいました。 バブルの頃は従業員応募の電話が鳴り止まなかったため、こう指示したことがあったそうです。 当時は電話応対の良し悪しだけで大半をお断り。 会社が欲している人材だけを厳選して採用...
昨今注目されている考え方に、設備機器を含む固定資本の長寿命化があります。メンテナンスや修理をマメに行うことで設備投資の間隔を延ばして全体の投資収益性を向上させようとするものですが、同時にCO2排出などの環境負荷を減らす効果も大きいと考えられています。 一...

「シライ先生、これからは我が社から積極的に技術の普及を目指すわけですが、待ちの姿勢で仕事を受けてきた我が社にとって、何を発信すればいいのかがイメージできていません」 部品加工会社を営むA社長のご発言です。これまで特定企業の下請け事業者として経営してきましたが、産業構造の変...

トランプ関税で世界中が大騒ぎ。4月初旬に貿易相手国の関税率や非関税障壁を踏まえてた「相互関税」として、日本には24%の課税。また、すべての国や地域を対象に一律で10%の関税を課すこともあわせて発表し、世界経済への大きな影響が懸念されました。その後、「相互関税」を90日間...

開発プロセスは随時または定期的に見直し、成長させていく必要があります。その必要性は多くの経営者が認識しているのではないかと思いますが、実際にそれが定着している企業、組織は少ないのではないでしょうか。あるいは、定着できているつもりで、”やってる感”に満足してしまっているの...

にこやかな表情で会話をしていたと思っていたら、あっという間に苦虫を噛み潰したような表情へと変化させた話題は、「社員が信用できない」でした。「親父がいい人たちだ!と言っていましたが、僕には信用できる人たちには思えないです。」と心の奥に溜まっていた「任せきれない」「心からは頼...

いや~、最近は新規案件の受注こそ増えているものの、なぜか利益が伸びない。むしろ、少しずつ利益率が悪化してきている──そんなお悩みを抱える経営者が、当社のセミナーでも急増しています。 「とにかく売上を確保しないと、会社が持たないと思って……。結果、競合他社との値下げ合戦に巻...

「先生、お客様は選ぶべきですね。そうでないと、やることが増えちゃいます」 これは機械部品製造企業で、B2Bビジネスを展開する、当社クライアントの社長の言葉です。 最近は「カスハラ」を警戒する企業が多いようです。客という立場を利用して、相手を脅すような言動をす...

会社を経営において、資金繰りの悩みは「必ず経験する試練」だと言っても、過言ではありません。なぜなら、成長している過程でも、経営が圧迫されている時でも、資金繰りの悩みは訪れるからです。 そういう意味では、お金について悩むこと自体は、決して悪いことではありません。大切なことは...