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業績に関心を持つ社員に育て上げる秘訣

SPECIAL

人事制度コンサルタント

株式会社ENTOENTO

代表取締役 

会社を成長させる人事制度づくりで、700社以上の指導実績を誇る日本屈指のコンサルタント。日本の過去50年間の人事制度のつくり方とは異なり、経営者の評価と賃金の決め方を可視化してつくる画期的な人事制度は経営者から大きな支持を得ている。

社員の昇給・賞与は、業績に連動させて支給をする必要があります。 

もともと経営者は、業績がよければたくさんの昇給・賞与を出しますし、業績の悪い時には昇給・賞与を減らします。 

それは、原資があるときには出すが原資が無い時には出さないということであり、ここには経営者によっての違いはあまりありません。 

ところがその業績と処遇が連動していることを知っているのは経営者だけであり、社員はそれを知らないことが往々にしてあります。

そのため、賞与を支給する時期になって社員から次のような質問を受けたら、今までの支給の仕方に問題があると言わざるを得ません。 

「社長今年の賞与は増えそうですか?」

この言葉は、社員がこの質問の前に考えていることがとても問題です。

それは、

「この半年間の業績が良いか悪いかは私にはまったく分かりませんが、賞与はどうなんでしょうか?」

と聞いているのです。

  

毎月業績を発表している会社であれば、賞与が増えるかどうかは一目瞭然です。

業績が良ければ賞与原資が増えるのです。

業績が悪ければ賞与原資は減るのです。

それを全く知らないかのような発言をされることに、経営者の指導が十分でなかったことに気づいていただく必要があるでしょう。 

そのために業績が良かった時には賞与が増える。

業績が悪かった時には賞与が減る。

このことを前もって毎月示しておく必要があります。

それを毎月の業績に合わせた賞与原資の積み立てといえます。 

業績によってその賞与原資が増えれば、当然ながらすべての社員はその業績に関心を持つようになります。

賞与が増えることが毎月分かるからです。

すべての企業には組織原則2・6・2があり、その増減する原資の中には優秀な社員も、まあまあの社員も、これからだという社員も、すべての社員の賞与が入っています。

つまりすべての社員が、毎月賞与が増えているかどうか分かります。 

6月が終わって7月の初めになったら、社員から次のような質問が出なければいけません。 

「社長、6月の業績はどうなりましたか!」 

このような発言が出なければ、今現場で仕事をしている社員はお客様に喜んでもらえるような仕事をしているとは言えない可能性が十分にあります。 

誰しもがそう思うのです。

今やっている仕事は本当にお客様のためになっているのか、お客様の喜びに繋がっているのか。

当然のことながらこのように考えているでしょう。

その結果としての業績は良くなっていなければおかしいのです。 

仮に一生懸命お客様のために仕事をしても業績結果が良くならないとすれば、今やっていることは、今月中に変えなければなりません。

そしてそのことを社員全員で共有化しなければなりません。 

このように毎月の業績評価会議での社員の真剣さはなければなりませんが、往々にして業績評価会議で盛り上がったという話は聞いたことがありません。 

今後は業績と昇給・賞与が連動していることをしっかりと理解をしてもらい、社員が業績に対して真剣に意見を出すようになったら社員に評価と処遇が連動したことをやっと理解したと考えてください。 

そうなっていなければ、毎月毎月業績を発表しても何の意味もありません。

社員の成長のためにはその連動をしっかりと理解させることが必要です。

 

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